2016年3月5日土曜日

売上集計(ExecuteSQL)・その3

商品ごとで売上個数を計算しました、の続きをやります。
使用するファイルは、同じです。

デモ用ファイル

レイアウトは、Demo3です。
Demo2と何が違うかというと、期間指定ができるようになったことです。

前回は、売上データがたくさんあって、そこから、商品ごとに個数と金額を合計しました。
ですが、売上げた日付というのは、考慮されていませんでした。
とりあえず、今までの売上全部を対象にして、商品ごとに集計しよ、というものでした。

正直、実際には、このように、過去の売上全てを集計対象にするということは、あまりないんじゃないかと思います。
そこからわかることは、あぁ、これまでこんなに売ったのか。がんばったな。
という程度のものでしょう。
それよりも、1週間だけの売上とか、1日だけとか。
そのほうが、実用的だし、この日とこの日の比較をしたい、という場合など、比較対象としても優秀ですよね。
統計分析の基本は、適切な比較対象、らしいです。
今やってることは、統計と言えるほど、大それたものではないですが・・・


では、どうやってこの「期間指定の集計」をしているのでしょうか。
その前に、SQLのWHERE句というものについて、やっておきます。

下のような、売上データがあったとします。数字は個数とします。

-------------------------------
苺のショートケーキ 2 2016-02-17
苺のショートケーキ 2 2016-02-17
苺のショートケーキ 3 2016-02-18
苺のショートケーキ 1 2016-02-19
苺のショートケーキ 2 2016-02-19
-------------------------------

このテーブルから、2016-02-18のものだけを取って来たいと思ったとします。
その場合、SQLはこうなります。

SELECT 商品名, 数量, 日付 FROM 売上明細
WHERE 日付 = "2016-02-18"

翻訳すると。
売上明細テーブルから、商品名と数量と日付のレコード(行)を持ってきて~
でも全部はいらなくて、日付が2016-02-18のやつだけね。
という意味です。


このWHERE句というやつを、ExecuteSQL関数のSQLを書く部分で、使っています。

ExecuteSQL (
 "SELECT 商品ID, 商品名, 商品分類ID, 商品分類名, SUM(数量), SUM(金額)
  FROM 売上明細
  WHERE 日付 BETWEEN ? AND ?
  GROUP BY 商品ID, 商品名, 商品分類ID, 商品分類名"
 ; ", " ; "" ; Demo3::g_開始日付; Demo3::g_終了日付
)

WHEREの後で、「日付が、ある日付からある日付の間にある場合」、という条件を指定しています。
WHEREには、このように、~と等しい(=)という単純な条件だけではなく、二つの数値の間にある(BETWEEN)とか、商品名がチーズケーキまたはモンブランである(OR)とか、さまざまなタイプの条件を指定できます。
そうして、その条件に合致するレコードだけを絞り込んで取ってくるのがWHEREです。
SELECTでデータの抽出をするときは、全部欲しい場合というのは、あまりないでしょう。
ですので、SELECTとWHEREは大体、お友達です。

ところで、WHEREの条件に ? というのがありますね。
これは何なのかというと、? にはExecuteSQLの最後に指定した値が入ります。

たとえば、

ExecuteSQL (
 "SELECT 商品ID, 商品名, 商品分類ID, 商品分類名, SUM(数量), SUM(金額)
  FROM 売上明細
  WHERE 日付 BETWEEN ? AND ?
  GROUP BY 商品ID, 商品名, 商品分類ID, 商品分類名"
 ; ", " ; "" ; "2016-02-16"; "2016-02-17"
)

とすれば、2016-02-16と2016-02-17の売上だけを対象とします。
ただここには操作する人が決めた日付を入れたいので、FileMakerのフィールドの値が入るようになっています。
期間指定のボタンを押すと出てくる、「開始日付」と「終了日付」というフィールドがそれです。
こうすることで、日付を変えれば集計結果も変わる、ということができます。
ExequteSQL関数のこの ? の機能は、いろいろできるので面白いですよ。


次は、集計したい商品をリストから1つ、または複数選ぶ → 選らんだ商品だけ集計する
をやりたいと思います。
FileMakerのリレーションとExecuteSQL関数、両方を組み合わせて使います。